ちまたで噂のTVer
TVerって?
TVerは見逃したテレビ番組が見れる、テレビ局公式の無料視聴サービスだ。
PCブラウザやスマホのアプリで見ることができる。
余計な会員登録なんかが無いのも嬉しい。
ただややめんどくさいこともあって、フジはアンケートが必須でテレ東はアプリで見る場合に別のアプリが必要だそうだ。*1フジを実際見てみる。ブラウザでフジテレビの番組を開くと初回アンケートで生年月、性別、郵便番号が求められた。入力すると後はスムーズに見ることができる。それほどの手間ではないにしろ、あまり良い気はしない。
実際見てみるとCMのタイミングでしっかり広告が入る。広告は番組宣伝がほとんどで、違法アップロードをやめるように呼びかけるものもあった。いずれにせよスキップは不可能。テレビCMは諦めがつくのにPCでCMをはさまれると、もにょるのは私だけだろうか。
コンテンツの種類はドラマやバラエティがメイン。今後放送される番組数は増えていくものと見られる。その種類だがインタビューによると、アニメや音楽番組は権利関係が複雑ですぐにラインナップ化するのは難しいそうだ。
一方スポーツ番組やニュース番組も望み薄だ。
さらに番組のジャンルについては、スポーツ番組はTVerのサービスに乗せることは難しくはないが、ライブで見逃した試合をそのまま見逃し放送でチェックする人が少ないだろうと長谷川氏らは口をそろえる。「結果がわかってしまっていればダイジェストで十分という方も多いと思います。同じことがニュース番組にも言えると思います」
TVer実現のバックグラウンド
これが実現した背景には「リアルタイムで見る視聴者の減少」と「ネットにある違法コンテンツ」への対応がある。*2
普通に安定して画質もいいものが公式で配信、しかも無料でなされるなら違法視聴者もグンと減る。見る人が減ればアップロードも減る。みんな幸せ……そんな単純かなあ。兎にも角にもこのTVerの持って行き方にかかっている。
下手をすればこのご時世、家にテレビが無いという場合も有り得る。そんな人でもテレビ番組が見られるというのは良い。テレビが落ち目だといってもクオリティは断然高いからだ。
いや本当に良いサービスが始まった。というかやっとだ。ネットが大きな勢力をもって幾年。ラジオはあんなに早くネットと結びついたのに、テレビはいつまでたっても煮え切らない半端なサービスしか出さなかった。それがようやく登場だ。しかしまだ油断はできない。これが神サービスとなるかどうかは、今後の運営次第だろう。
※2016年3月1日追記
TVerで配信している番組はそれほど増えていません。
ただ人気のバラエティやドラマが着実に増えてきているように感じます。
もっと参加する局や番組を増やせば、話題性も高まり人も集まるはず。
そうすればTVerに広告を出したい企業なんかも出てくるんじゃないでしょうか。
ちなみにTVer視聴中に挿入される広告は、ブラウザ拡張機能のAdblockなどを使えばスキップすることができますよ。
テレビとネットだと個人的には「アイキャラ」のやり方がいい感じです。
※2017年1月24日追記
Adblockなどの広告ブロックアドオンを使用していると、試聴そのものが不可能になりました。