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「シュレディンガーの◯◯」って言っとけばとりあえずなんとかなる

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どうも、ジョンです!

 

春の訪れを感じるとともに花粉をもろに感じちゃってる方も増えてきました。

こんな他人事のように書くと僕は花粉症ではないとお思いになることでしょう。

その真偽はともかく僕は自分が花粉症だとは思っていません。

目はかゆいし頭痛もあるけど僕は花粉症だとは思っていません。

 

「お前www花粉症じゃねえかwww」

 

本当にそうでしょうか?

 

 

シュレディンガーの猫

シュレディンガーの猫という有名な話をご存知でしょうか。

ご存じない方のために一応説明します。

 

Wikipediaによると

シュレーディンガーの猫またはシュレディンガーの猫とは、量子力学の問題点を突く思考実験。物理学者のエルヴィン・シュレーディンガーが1935年に発表した、量子力学に対する批判・攻撃。この思考実験は量子論にも関連する。

まず、蓋のある箱を用意して、この中に猫を一匹入れる。箱の中には猫の他に、放射性物質のラジウムを一定量と、ガイガーカウンターを1台、青酸ガスの発生装置を1台入れておく。もし、箱の中にあるラジウムがアルファ粒子を出すと、これをガイガーカウンターが感知して、その先についた青酸ガスの発生装置が作動し、青酸ガスを吸った猫は死ぬ。しかし、ラジウムからアルファ粒子が出なければ、青酸ガスの発生装置は作動せず、猫は生き残る。一定時間経過後、果たして猫は生きているか死んでいるか。

この系において、猫の生死はアルファ粒子が出たかどうかのみにより決定すると仮定する。そして、アルファ粒子は原子核のアルファ崩壊にともなって放出される。このとき、例えば箱に入れたラジウムが1時間以内にアルファ崩壊してアルファ粒子が放出される確率は50%だとする。この箱の蓋を閉めてから1時間後に蓋を開けて観測したとき、猫が生きている確率は50%、死んでいる確率も50%である。したがって、この猫は、生きている状態と死んでいる状態が1:1で重なりあっていると解釈しなければならない。

……なっがい!!!

 

 要は、箱に猫ちゃん50%の確率で毒ガスが出る装置をいれておき、ある程度時間がたったとき箱の中の猫は生きている状態と死んでいる状態が重なり合っているという話です。

まあこれは当時の物理学に対する批判で「お前らの言ってる通りだと、こういうことになっちゃうけど?ありえないよね?ね?」という説明だったんですね。

 

まあ本来の意味がどうのこうのという意味から離れて、

生きている状態と死んでいる状態が観測するまでは確定されない

という点を僕は都合よく利用することにしました。

 

シュレディンガーの花粉症

ここで冒頭の話に戻りましょう。

僕はたしかに花粉症と思われる症状が出ています。

しかし、これが花粉症だと医者に診断してもらったわけでもなくアレルギー検査も行っていません。

つまりまだ観測されていない、「シュレディンガーの花粉症」なのです!

 

これから積極的に病院に行かないかぎり、僕が花粉症と確定されることはありません

なので「お前花粉症じゃね?www」と笑われても堂々と「シュレディンガーの花粉症だから余裕」と返すことができるのです!つよい。

 

シュレディンガーの◯◯シリーズは非常に強力です。

なにかと物事を断定してこようとする輩から身を守ることが出来る究極の盾。

 

しかも高名な物理学者の名を借りることによって「ハロー効果」*1も狙えます。

 

他にも便利なシュレディンガーの◯◯を確認しましょう。

あなたが給与額を確認しなければそれは「シュレディンガーの給料」であり、1億円振り込まれている可能性は、観測者以外には、誰も否定することができません。

あなたがブロガーでPVを確認しなければそれは「シュレディンガーのPV」であり、バズりにバズって世界中の人があなたの記事を読んでいる可能性と誰一人として読んでいない可能性が重なり合って存在します。

あなたが恋人を観測したことがないなら「シュレディンガーの恋人」です。恋人がいない!と言い切るには時期尚早ですよ、観測してないんですからね。でも覚えもないのに恋人面してくる人って……

 

このように便利な「シュレディンガーの◯◯」ぜひ使ってみてください。

なお本来の意味とか厳密には違うとか言ってくる人には「うるせえ!」が効きます。

 

おわり!

*1:ある秀でた、もしくは劣った特徴に他の評価も引っ張られる心理現象