前頭前野や海馬に効果的!瞑想の効果と方法
どうも、ジョンです!
いま筆者は3月の目標として「毎日瞑想5分」を掲げています。瞑想というとスピリチュアルめいたものを感じる人も少なくないと思いますが、実際のところ瞑想は科学的にも注目されている脳のトレーニングなのです。
瞑想の効果
医学博士である石川善樹さんの著書「疲れない脳をつくる生活習慣」によると、
瞑想をしている人は、そうでない人にくらべて、脳の前頭前野や海馬で神経細胞の密度が増加していること、つまりその部位が厚くなっていることが明らかになりました。
したがって、瞑想によって、思考や決断力、記憶力とかかわる脳の構造そのものが変わることがわかったのです。
とのこと。また瞑想をしていると、恐怖や怒りに関係する脳の部位である扁桃体も縮小することがわかっています。
つまり、日常生活で直面するあらゆる困難に対して、瞑想をすると対処しやすくなるということなんですね。
瞑想の効果はすぐ出るものもあれば数ヶ月かかるものもあります。脳の構造が根本的に変わるのは実は後者。しかし1日に1回やっておくだけでも、脳がすっきりするような感覚が得られるはず。その積み重ねが脳の構造すら変えるのです。
瞑想の方法
心理学者であるケリー・マクゴニガルの著書「スタンフォードの自分を変える教室」では瞑想の方法を次のように紹介しています。
- (姿勢を正して)動かずにじっと座る
- 呼吸に意識を集中する
- 気が散りはじめたら意識して呼吸に意識を戻す
どの本でも基本はこれです。場合によっては呼吸の速度を落として吸って吐くのに10秒以上かけるよう指示されることも。
ケリー・マクゴニガルの本のなかでも呼吸に関しての記述があり、それによると、10秒から15秒かけて呼吸すると前頭前皮質が活性化し、心拍変動も上昇するそうです。
なのでできれば上記の方法の際は呼吸のスピードにも気をつけてみるといいですね。はじめのうちは呼吸をカウントするとやりやすいですよ。
瞑想は基礎
瞑想はけっこうどこでも簡単にできて、脳にもかなり効果的な手法ですが、あくまでも基礎です。脳の基礎的な機能を鍛えただけでは何の成果にもつながりません。ある程度瞑想の習慣がついてきたら、なにか目標に向かってチャレンジするべきでしょうね。
それでは!