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長い、役に立たない、時間の無駄

あんまり昔のことを振り返って、

あの時はこうこうでさ〜みたいな話をするのはおっさん臭いし、

なにより、聞いてて面白いものでもない。

とはいえ何かに躓いた人間は、ありがたくも迷惑なことに、

その教訓を誰かに教えたがるきらいがある。

例に漏れず自分もその一人であることは、言うまでもない。

 

最近思うのは自分っていつからここまで落ちぶれたのかということだ。

根本的な精神構造というか信条みたいなものは、

幼いころから大して変わっていないように思える。

しかし、昔はもう少しストレス耐性があった気もするし、

嫌なこと面倒なことはさっさと片付けてしまおうとしていた。

 

今、自分は嫌なこと面倒なことをなるべく避けて、先延ばしにする癖がついている。

癖や習慣は昔からのものもあれば、ごく最近になって形成されるものもある。

私はこの癖が大学生の、特に後半2年で形成されたものと考えている。

 

大学生は自由だ。

無職の方が自由でしょと思われがちだが、

「学生」という身分がある方が社会的にも精神的にも自由である。

自由はまったく素晴らしいものではあるものの、

行動の一切が自分次第であるというのは、

ともすれば、人間の怠惰な側面を強化しかねない。

というかその結果怠惰の権化となったのが、何を隠そう私である。

 

「学生の時くらいしかこんなだらけられない」とはよく聞くが、

気付けば学生でなくなってもだらけている始末だ。

なぜこうなるのか?

 

人間というのは肉体的にもそうだし、

精神的な筋力も、使わなければ衰えていく。

コミュニケーション能力も、緊張に耐える能力も、

アイデアをひねり出す発想力も、その一切が怠惰により衰退するのである。

 

さて、わかったと思うが、

だらけられるからと言って、極限まで自分を甘やかしてはいけない。

もし甘やかせば、ちょっとくらいのことで緊張し、失敗し、やる気が失せる……

そんな人間に成り果ててしまうからだ。

いまちょっとやばいなと思った学生は、まだ全然間に合うのでがんばろう。

 

というか大学を卒業してふらふらしてる身からすると、

大学4回生が「もっとこうしておくべきでしたねw」なんてのを見ると、

まだ全然間に合うやないか〜いと思うのである。

そして、この記事をもっと目上の方がご覧になった場合、

お前も全然間に合うやないか〜いとなるのである。

 

まったく何の役にも立たない上、まとまりがない文章を書いてしまったが、

巷に転がっている説教と同じフォーマットを使ったからそうなっているのであって、

文章力がないとか、構想を練っていないとかではないのであしからず。