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【フィービ・スネツィンジャー】彼女はなぜ鳥を見るのか?【Doodle】

どうも、ジョンです!

2016年6月9日はフィービ・スネツィンジャー生誕85周年。ということで、Googleのろロゴがフィービ・スネツィンジャー仕様に変更されました。

 

ロゴはこちら↓

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様々な鳥と「野鳥の会」みたいなバードウォッチングする人が描かれています。

アニメーションになっているので、オリジナルも確認してみてくださいね。

 

 

フィービ・スネツィンジャーってだれ?

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それにしてもフィービ・スネツィンジャー(Phoebe Snetsinger)、聞いたこと無い名前です。学者か何かでしょうか?

調べてみたところフィービ・スネツィンジャーは1931年6月9日生まれの女性バードウォッチャーでした。

主婦として生きていたフィービ・スネツィンジャーは30代半ばでバードウォッチングに目覚めます。1981年に末期の悪性黒色腫が見つかり余命1年と宣告されたフィービ・スネツィンジャー。それをきっかけに残りの人生を太く生きようと決心し精力的にバードウォッチングに励みます。1999年11月23日、余命宣告から20年弱経って、バードウォッチングのため訪れていたマダガスカルでフィービ・スネツィンジャーは癌ではなく事故によって亡くなりました。

 

フィービ・スネツィンジャーが見た鳥の種類はなんと当時で史上最も多いとされる8,398種!気が遠くなります。

 

ロゴにいる鳥

ロゴには様々な鳥とそれを見るフィービ・スネツィンジャーが描かれています。僕は鳥に詳しくないので種類まではわからないのですが、わかるものもあります。

 

カタアカオオハシモズ

左から二番目の鳥はこれですね。

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この鳥はRed-shouldered vanga。日本語は調べたんですがわかりませんでした。オオハシモズ科に属する種でCalicalicus rufocarpalisという学名です。

 

※追記 コメントによるとカタアカオオハシモズだそうです!

 

なぜこれが描かれているのかというとフィービ・スネツィンジャーが最後に見た種だからです。(英語ソースだったので自信はない)

 

キマユアメリカムシクイ

そしてもう1匹、左から3番目の黄色いやつはこれじゃないかと思います。

訂正:一番左でした

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Blackburnian warblerという鳥で、日本語だとキマユアメリカムシクイです。学名はDendroica fusca。

なんでこれがいるのかはちょっとよくわかりません。下にリンクを出しますがフィービ・スネツィンジャーの自伝(英語のみ)の表紙にいるのがこいつなんですよね。何かエピソードがあるのかはちょっとわかりませんが、一応ちゃんとフィービ・スネツィンガーに関係のある鳥のようです。

(僕はGoogleの英語解説に名前があったのでわかりました)

 

※追記:アメリカムシクイはフィービ・スネツィンジャーがバードウォッチングに目覚めるきっかけとなった鳥でした!

 

※追記(6/9 3:31)

GoogleのDoodle詳細をちゃんと見ると、鳥の名前がすべて書かれていました!

左から

  • blackburnian warbler(キマユアメリカムシクイ)
  • red-shouldered vanga(カタアカオオハシモズ)
  • village weaverbird(ズグロウロコハタオリ)
  • eastern bluebird(ルリツグミ)
  • red-capped manakin(キモモマイコドリ)

 

ズグロウロコハタオリ

www.youtube.com

黄色と黒のコントラストが特徴的ですね。

ルリツグミ

www.youtube.com

青い色が鮮やか。

キモモマイコドリ

www.youtube.com

動きが独特で、まるで舞っているようです。

 

フィービ・スネツィンジャーの自伝

Birding on Borrowed Time

Birding on Borrowed Time」という自伝が出版されています。残念ながら日本語訳はないようですね。

この自伝を読んだ方の感想によると、この本のタイトルはbe living on borrowed timeというイディオムをもじったもの*2。このイディオムは直訳すると借りた時間を生きるとなりますが、奇跡的に生き延びるという意味になるそうです。

奇跡的に生き延びた時間をバードウォッチングに捧げたフィービ・スネツィンジャーらしい粋なタイトルと言えるのではないでしょうか。