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「自由にテーマを決めて絵を描いてください」が苦手だったらヤバい

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どうも、ジョンです!

学生のときに苦手だったことの第一位は「二人組になってください」ですが、第二位はタイトルのやつでした。従って嫌いだった科目は体育と美術。ちなみに好きだったのは理系科目です。

絵のテーマを決めるというのは結構みんなあっさりできてしまうようで、すぐに作業に取りかかるのですが、僕は美術の授業時間2時間ほど真っ白な絵を見たまま固まってたこともざらでした。

 

 

グライダー人間はそもそもテーマが決められない

外山滋比古さんの「思考の整理学」ではじめに触れられるのが「グライダー人間」です。グライダー人間というのは言われたことはしっかり出来るのに、自分で考えて行動することが出来ない人間のことを指します。

自由にテーマを決めて絵を描く。これが出来ない人はまさしくグライダー人間であると言えるでしょう。

 

なぜテーマが決められないのか、僕は二つあると経験から考えています。

一つは正解を探してしまう癖です。学校では問題に対して正解が用意されていて、それを答えるように指導されますよね。授業外でも先生の説教に対しては反省の姿勢をとるなど、正解が無いようで実は期待されている行動があったりします。これを繰り返し学習してしまった「良い子」は、自由にテーマを決めるという正解のないことにすら正解(賞賛されるようなテーマとは何かなど)を無意識のうちに探してしまうのでは無いでしょうか。

二つ目は責任回避傾向です。言われたことをやる、つまり命令に従うのにそれが正しいかどうかを考える必要がない=責任を負わないことになります。責任を負っているのは命令を下した人ですからね。しかし責任のない状態が続くと責任によるプレッシャーをより強く感じてしまい、避けることになるのです。それが自分の人生であっても。

 

何がヤバい?

学校ではグライダー人間の危険性を教えてくれる人はあまり居ません。なぜならそれが学校においては非常に手間の掛からない便利な存在だからです。ただでさえ面倒が起きるのに、面倒を増やすようなことをする人はいないでしょう。

学校の外は自己責任の世界です。自分で決められない人間は何をどうすればいいのか一から教えてくれる人がいなければ動けません。人生の重要な決断も他人任せになってしまうのがダメだと言うのは言わずもがなでしょう。

それに責任を負わない人というのは信用を失います。いつも自己保身ばっかり考える人を信頼できますか?

 

どうすれば自分で決められる?

未だにグライダーよりな自分が解決策を出すのもおこがましい話ですが、ブログ記事のテーマくらいは自分で決められるようになったので、少し考えてみましょう。

グライダー人間であると自覚する

現状を知らなければ対策のしようもないので、まずは自分がグライダー人間であると自覚する必要があります。何かを自分で決めるのが苦手って人は自分で気付いてもいると思うんですけどね。ちなみに何かを決めるとき、全部他人の真似をしてる人もコレですよ。

小さなことから自分で決めてみる

なんでも良いので自分の周りにある小さなことを自分で決めてみるってのはどうでしょう。小さなこだわりって言い換えてもいいですね。

例えば聴く音楽のジャンルだとか、文房具の種類とか、読む本だとか。ほんとになんでもいいんですけど評判とかレビューとかを見ずに自分の感性だけで決めてみる。

そういうものの積み重ねがいずれは大きな決定をくだす際にも活きてくるんじゃないでしょうか。

 

さいごに

正解がないってことは逆に言えば自分が正解を決めていい、何を選んでも正解ってことなんですよね。ただそれに伴う問題について対処する責任と、自分の中にある理由だけ自覚してればいいんじゃないでしょうか!

 

では!