【テオドール・キッテルセン】この妖怪みたいなロゴはなに?【Doodle】
どうも、ジョンです!
本日2017年4月27日はテオドール・キッテルセン生誕160周年ですね!これを記念してGoogleのロゴがテオドール・キッテルセン仕様に変更されました。
ロゴはこちら↓
え、沼……?
テオドール・キッテルセンってだれ?
テオドール・キッテルセン(1857.4.27-1914.1.21)は、ノルウェーの画家です。風景画やノルウェーの伝説上の生き物である妖精やトロールを描いた絵画が有名なんだとか。
早くに父親を亡くしたテオドール・キッテルセンは11歳のころ、時計職人に弟子入り。しかしテオドール・キッテルセンが17歳のころにその才能に気付いたディートリヒ・マリア・オールのおかげで、彼は芸術学校に通いミュンヘンに留学もします。
その後いろいろあってパリで芸術学んだテオドール・キッテルセン。1887年にノルウェーに戻りその自然に影響をうけます。1899年にはノルウェー南部に家とアートスタジオを設けて生活。ノルウェー民話集の挿絵も描いたりしました。
1908年には聖オラフ勲章を受賞しナイトとなりますが、1914年1月21日にこの世を去りました。いまでもテオドール・キッテルセンはノルウェーを代表する画家として深く愛されています。
テオドール・キッテルセンのロゴは何を表している?
そんなテオドール・キッテルセンの生誕160周年を記念したGoogleロゴは、いったい何を表しているのでしょうか?ちょっと不気味な雰囲気を感じますが……
ここでテオドール・キッテルセンの作品を確認してみましょう。Wikipediaに一覧があります。
この最上部左から2番目の作品、ロゴにそっくりですよね!おそらくGoogleのロゴはこの「Nøkken」という作品をリスペクトしたものと推察されます。
ちなみにNøkkenは英語でThe Water Spiritとあるように、ノルウェーの水の妖精であると思われます。日本で同じカテゴリに属するのはカッパですが、さすがに関係ないですかね?
英語でWater Spiritと検索すると、けっこうきれいな水の女性のような妖精が出て来るのですが、Nøkkenで検索するとなかなかおそろしい妖怪みたいなのが出てくるので、妖精というよりは妖怪というイメージなのかな?あくまでも推測でしかありませんが。
カフェレストラン・ヌッケン?
と思っていたらNøkkenについて書いてあるサイトを見つけました。
なんでもNøkkenはヌッケンと読むそうで、美しい馬などに化けて人間を水の中へ誘い込み食べる水の妖怪なんだとか。……やっぱり妖怪じゃないか!しかもけっこうたちが悪い!
これについて書いてあったのが、
Norway [Oslo] ノルウェーらしさが溢れた“水の妖怪”レストラン JOURNAL / AMERICA | The Cuisine Press
というニュース記事。なんでもテオドール・キッテルセンがこの店のできた場所の上に住んでいたんだとか。
同じヌッケンと名を冠していても、こちらは人を誘って物を食べさせる空間なんですね(?)うまいこと言おうと思いましたが、無理でしたごめんなさい。
テオドール・キッテルセンはノルウェーで人気の画家だった!
そんなわけでテオドール・キッテルセンはノルウェーの人気画家でした。日本語での画集やテオドール・キッテルセンに関する本は見つけられませんでしたが、ポスターの販売など行っているところはあるようです。
ご興味のあるかたはさらに詳しく調べてみてはいかがでしょうか。
それでは!