ブロガーなら読んでおくべきでしょ(スコット・ローゼンバーグ著「ブログ誕生」)
どうも、ジョンです!
以前書いた記事*1の最後で本を紹介しましたが、その中でスコット・ローゼンバーグの「ブログ誕生」を読んだので感想を投げます。
どんな本なの?
帯曰く、
ブログはどのように生まれ、発展し、そしてなぜ重要なのか?
これがすべてです。
出版された2010年までのおよそ15年を、ブログ媒体に注目して書いたもので、
Webの歴史を一端ながら知ることができます。
内容はアメリカにおけるものがほとんどですが、
日本でも共通する部分が多くありますので懐かしさすら感じるかもしれません。
たとえばブログを爆発的に普及する原因となったのは
現在Google傘下にあるBloggerですが、
これを作ったパイララボを設立した内の一人であるエヴァン・ウィリアムズは
Twitterの創業者です。
彼はパイラ時代も資金繰りに苦労していますが、
Twitterでも収益化についての問題をよく聞きます。
会社にも人間味が透けて見えるようで面白いです!
あとはウェブ初期に自分の生活を公開しまくった変人*2がいたりとか、
政治系ブログの影響、ブロガーとジャーナリズムについての話なんかもあって、
自分のやっているこのブログが歴史とつながるのを感じられます。
途中「ブログで稼ぐ」という章で、いままで収益とは縁のなかったブログを収益化する人たちの話があります。
そこで出てくるのがギズモードやEngadgetという今でも揺るがない巨大なサイトです。
僕の意識だと巨大すぎて、これをブログだと言われても首を傾げてしまうのですが、
その頃はブログで収益をあげている画期的な企業という扱いだったようです。
もしかしたら僕が知らないだけで今もそうなんでしょうか。
感想
ブログ執筆のモチベーションが高まりました。
このブログというのが以前よりもより鮮明に素晴らしい物だと思えて、
かといって狂ったように使命感にとらわれる必要もないのかなと肩の力が抜ける感覚。
このブログに広告を載せるようになってから、
自分の記事がひどくつまらないものになったような気がしてます。
それまでの記事が面白いものだったというつもりはないのですが、
自分で読んでもまるで味がしないのです。
最近になって収益化をはかるブログを見るようになりました。
儲けがあっても個性が消えないブログは楽しいのですが、
僕のように自分が死んでしまったブログは果たしてブログなんでしょうか。
ブログを書いていると自分がまるで、
新聞や雑誌のライターにでもなったような心持ちになることがあります。
しかし実際はそうじゃないし、そうである必要もないのです。
僕が思うにブログはもっと主観を交えるべきだと思います。
例えば◯◯が✕✕するという内容だけならニューリリースでも眺めればいい。
どっちつかずなら従来のメディアを見ればいい。
ブログを書いてるのにググッて見つかる情報の焼き直しでは何の意味があるんです?
ちょっと熱くなってしまいましたね。
なんだかんだいって僕はブログが好きです。何卒よろしく。
おわり