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ニートに共通点はない!あるのは定義だけ!

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どうも、ジョンです!

 

「ニートを名乗る割にはニートを理解していない!」という内なる声が聞こえたので、改めてニートについて調べてみました。具体的には「ニートになる人の共通点」を探ろうと思っていたのですが、果たして。

 

 

筆者がニートになった経緯

経緯もなにも、大学を卒業した時点で内定がなかったので自動的にニートへ降格しただけですね。

就活は企業の情報も調べず、ESは当日書き、面接はノー対策でした。アホすぎる。

 

ニートがニートになった経緯

日本総研の考察*1によると、正社員経験のあるニートは企業とのミスマッチが原因で、フリーター経験のあるニートはフリーターから正社員昇格が非常に難しいという構造的要因が大きいそうです。なおそもそもニートな人についてはまったくノータッチ。

 

一方で総務省が若年無業者(ニート)が─就業希望者及び非就業希望者の─職を求めていない理由、つまりニートが働こうとしない理由を調べています*2。そのなかで最も多いのは「病気」でした。ほぼ3割ですね。次いで多いのは「学校以外で勉強中」でしょうか。

 

病気のなかには怪我や鬱なども含まれているのでしょう。そう考えてみるとニートという枠組みにいながら「働きたいのに働けない」「ニートになりたくないのになってしまった」という人が結構な割合でいることがわかります。

こういった人と「だるいから働きたくない」というニートを同じ枠組みにしちゃダメでうすね。

 

ちなみに非就業希望の若年無業者の理由のなかで特にヤバい回答は「特に理由はない」です。非就業希望者のなかでも17%ほど存在しているこのタイプ、いわゆる世間一般が想像するニートといった感じ。逆にいえば世間一般が考えるニートはこの程度しかいないということでもあります。

 

ニートが生まれないようにできるか?

「ニートの甘ったれた考えを矯正すればできる!」という考えは非常に危険。なぜなら甘ったれてないのにニートな人も大勢いるからです。

しかし一度ニートという枠組みに入ってしまった人が、正規のルートに戻るのは非常に困難なのが日本社会。日本総研が言う所の構造的な要因があると筆者も思います。

もちろんニート自身がニートを脱却したいと思わなければいかなる手段も無効ではありますが、ニートでありたいと思ってないニートがいる現状では、そもそも「どうせ無理だ」と思わせてしまう構造をなんとかしなければニートは減らないでしょう。

 

多様なニートを一括りにしては扱えない

ニートの共通点を探ろうと思ったのですが、調べるほどニートにも多様な形があることがわかってきました。Not in Education,Employment or Trainingという定義が唯一の共通点といってもいいでしょう。

つまりニートも人なんです!それこそ個人個人に合った向き合い方が必要なのではないでしょうか。筆者もいわゆるニートなので、これからもニート問題について学んでいきたいです。

 

それでは!