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冴えない彼女の育て方GirlsSide2感想:先へ進む彼女たち

冴えない彼女の育てかた Girls Side 2<冴えない彼女の育てかた> (富士見ファンタジア文庫)

どうも、ジョンです!

 

2016年3月に刊行された「冴えない彼女の育て方 Girls Side 2」を読みました。

一度ほしいものリストに入ってしまったものは中々買わなくなる法則のせいで、半年以上も先延ばしにしていた冴えカノの実質的な10巻ですが*1「そろそろブログ書きたいよね?」と思い立った結果読むことができました。ちなみに2016春アニメもそろそろ思い立ちたいです。

 

いまからその感想を書くわけですが、実は前巻にあたる9巻を読みはしたのに感想を書いてない事実には目を瞑っていきます。

 

誰も元には戻れない

さてGirls Side 2の目次を見てみると「◯◯を読んでから〜」「x.y話」みたいなのがずらっと並んでいます。前に冴えカノを読んだのがいつになるんだっていう話で、正直内容もおぼろげ。「これは今までのを読み返してからかな」と思いましたね。

ただめんどくさかったのでおぼろげなまま読んでみると、ちょっとした一文で「ああ、あの場面か!」と思い出せるもので、まあ多少期間が空いていてもGS2には案外すんなり入れる印象です。もちろんしっかり覚えているにこしたことはないんですけどね?

 

少し話は逸れるんですが、先日、Amazonで新しいオフィスチェア(リンク)を導入したんです。大して高くないのですが、リクライニング機能がついていて後ろに軽く倒れてくれるという代物。これがアニメ見たり本を読むのにぴったりすぎて、この「冴えない彼女の育て方 Girls Side 2」を読んでいるときもかなり集中して時間を忘れました……

 

話は戻って、GS2。内容としては短編が詰まっていて、珍しい氷堂美智留と霞ヶ丘詩羽のトークだったり、Icy Tailの美智留を覗いた三人組の話だったり、波島出海のコミケ話だったり……

ただやはりメインは加藤恵と澤村・スペンサー・英梨々の仲直りするため旅館に行く話。仲直りしたいのにお互い譲れないものがあって、その譲れないものこそが仲違いの原因というジレンマを抱えているため、思い切って2人で旅行にいくもののぎこちなく、むしろ余計に譲れないものの強さを感じてしまうのがもどかしかったです。

結局、何もかも無かったことで仲直りするのではなく、今までとは違う関係へと昇華するに至った2人。雨降って地固まるというか、そこに花まで咲いたような印象を受けました。

 

最後まで読んでみれば、誰も現状維持をしようとは思っていないんですよね。唯一元に戻りたいと願っていた関係も、次に進み、すべては今までのような関係ではないけれど、また新しい形で結ばれている、発展し進歩していることがグッときます。

 

澤村・スペンサー・英梨々の不器用さが胸を打つ

間を置いて冴えカノに触れてみると、澤村・スペンサー・英梨々が愛おしく感じられます。というのも何ていうか、わかりやすく不器用なキャラで、どんな問題でも創作することしかでしか対処できない人間なんですよね。しかしだからこそ胸を打つ。

創作で上を目指し続けることで全部が解決すると信じている(見栄だとしても)、そういうところが「ああ、いいなあ……」と改めて感じました。なんだこれ書いてて恥ずかしいな。

 

そんなわけで改めて冴えない彼女の育て方は良い作品だなと感じたわけです。まったく最近涙腺が弱くて、頑張ってる人を見るとすぐ泣いちゃうのどうにかしないとなあ……

 

おわり

*1:物語的には本筋にあるものの、語り手が安芸倫也ではなくなるのでナンバリングから外したとのこと