熱しやすく冷めやすい人は熱しすぎである
ねっしやすくさめやすい【熱し易く冷め易い】
物事にすぐ熱中する人は,冷めるのもまた早いものである。*1
何を隠そう私は熱しやすく冷めやすい人間だ。
それはこのブログにおけるテーマのブレ方を見れば明らかである。ツイ禁で始めたくせにそんなことは忘れてTwitterして、Kindleを絶賛して電子書籍ブログとして幕を開けたかと思いきや、Ingressでお外を歩きまわっている始末。
友人曰く「始めたら度を越して熱中するけど飽きるの早すぎ」。まさに熱しやすく冷めやすいを地で行く男。
そんな私だがこれは現代社会に問題があると言わざるをえない。
多様化と言えば聞こえはいい。しかし多ければいいというものではない。
刺激が多すぎるがゆえ、“本当の面白さ”を味わえる深みへ到達する前に新しい刺激へ移ろってしまうのだ。
YouTubeで関連動画をたどってやしないか?まとめサイトを読みあさってないか?
そういう傾向のある人はまんまと現代社会に陥れられているのだ。
新しい刺激を開拓しつづけるのは決して悪いことばかりではない。
しかし時には一所懸命することも必要である。
あまり目移りせずに集中しろ!と言われてもやはり難しい。
目移りしないようにSNSなどの巡回を減らすといった対策をするのは当然として、始めたことを長続きするにはどうしたら良いのだろう。
私が思うに熱しやすく冷めやすい人は、熱しすぎている。
食事で例えるなら好物から手当たり次第に食べている状態だ。当然その時は良いのだが、嫌いなものが残っていると見向きもしなくなる。
しかしながらそういった自分にとっての負の要素が逆に正の要素を強くすると言える。苦いコーヒーが甘いケーキを引き立てるようなものだ。
だから物事にとりかかり始めたときに楽しい要素を喰らい尽くさず、とっておくことも重要だ。楽しみ尽くさないことこそ、長く楽しむ秘訣……かもしれない。