【ポエミー】十人十色【失笑】
高校までの同級生は、多少の違いはあれど自分と大差の無い高校生で、大きな経験の違いは無かった。
しかし、卒業と同時に、そういう人たちが様々な職に就いたり、専門学校に入ったり、まだ大学受験をしていたり……
こいつはこうなるんじゃないか?という予想がことごとく覆っていく。
自分はこうなるだろうという予想も覆っている。
人生は思い描いてたものと大きく外れたりしないと思っていたし、
今ももちろんそうではあるけれども、
細部が微妙に違っていて、軌道修正しながら全然違う道に入っている。
ようやく、人生らしきものが始まっている気がしている。
他人にも人生があるんだという気がしている。
今更すぎるが、画一的な中にも多様性を感じる。
それを単に面白いと言うには、自分はまだまだ幼すぎる。
この面白みを感じ取れるようになった時、
自分は「大人になった」と言えるのではないだろうか。