使える小指に感謝を告げよう
無くしてから、その大切さに気付く。生きていれば、そういう経験を誰しもがするだろう。ここ数日で私にもそれがあった。
左手小指が使用不能になったのである。
というのも、アルバイト中にカゴ車*1を畳もうとした時だ。結構使い古されたものが多いので、台の部分が錆びついてしまってたためなくなることが、しばしばある。いつもは諦めるがその日は、「これ思い切り全力で上げればいけるんじゃね?」との思いがよぎってしまった。右腕を使って全力で引き上げた瞬間、「畳めた!」と思ったらカゴの柵を握っていた左手の小指に、台がすごい勢いで衝突。小指の皮膚をごっそり持っていったのである。血が溢れ出て、当然物凄く痛むので、小指がまったく使えず、皮膚が再生するまで絆創膏を貼って耐えた。
一週間経った今でも、完璧には再生していない。なんとか痛みはなく、絆創膏を外せる程度である。
この一週間、本当に困った。困ったことを3つほど挙げたい。
三位:jubeatが出来ない
小指を気遣ってスコアは出せない。変な癖がついても困るので、ゲーセンに行きたい気持ちを抑えて、気を紛らすため、iPadでリフレクをしていた。
二位:風呂に入りにくい
防水の絆創膏でも僅かな隙間から入ってとれるし、髪洗う時に案外小指を使っていたのに使えないし、シャワーが直撃すると痛いし、ダメすぎる。ただこれは小指に限った話ではない。怪我や病気の時は大抵風呂に入りにくい。ちなみに、風呂が億劫なのはうつの兆候らしいが、そんなことを言っていたら私は年中うつである。
一位:キーボードが打てない
使用頻度高の「a」が封じられるとフラストレーションが限界突破。母音が一つ封じられるだけで、PCに向かうのすら嫌になるなんて、恐ろしい子……
これからは小指に感謝して生きていこう。小指の写真を神棚に飾ろう。毎日お供え物をしよう。小指のメッカ(?)にむけて祈ろう。
P.S.
アレルギー表記は「乳」でいいのか。
*1:こういうもの。カゴ台車とも。